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棚板付きのハンガーラックを作る

自宅のガンプラの制作部屋というか、自分の部屋は、4畳スペースの納戸をそのまま利用しておりまして、でも、作業机のほか、本棚やらハンガーラックやら、さらに収まりきらないものはダンボール箱に入れて積み重ねているという状態で、とにかく狭いです。

常々思っていたのが、部屋を整理して、ガンプラなどを飾るコレクションケースが欲しいなと。実際には省スペース仕様にしたいので、5段ぐらいの棚で上2段がコレクションケース、下3段が本棚という感じのもの。
既製品は、ただそれだけで値段が高いし、自分の思っているようなサイズ、しかも上がコレクションケースで、下が本棚なんてものはまずない。それに、棚板の間隔も、本の上に隙間が大きく空いたりして無駄になりがち。

・・・で、いつの日か自分で作れないものかなと。
今、流行りの、DIYってやつなわけですが・・・。

そんな時に、見つけたサイトが「清く正しい本棚の作り方」というサイト。閲覧してみると深い感銘を受けまして、自分のはコレクションケース付だし同じようには作れないとは思うけど、すごく参考になりました。でもって、このサイトとの出会いが、大きく自分の背中を押してくれたわけです。

さて、コレクションケースとなれば、透明の扉なり、引き戸の設置が必要で、自作するには敷居が高い。頭の中ではある程度の設計図は出来ているんだけど、いざ作ろうとしても技術的にはまだ無理だと思う。

そこで、思ったのが、図にある通り、
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練習を兼ねて、天板と底板付きのハンガーラックを自作して、部屋の奥に設置するというもの。
これが完成できれば、コレクションケースにつながると思って。思い立ったが吉日、夏の間に作ってしまえということになりました(夏は暑くて、ガンプラを作る気になれないですしね。)。

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部屋には必ずこのような出っ張りが9mmほどあるので、これを避けるよう背面だけでも壁にピッタリつく仕様にしたい。
幅は、左右の出っ張りまでピタピタのサイズにしたいので、そうすると、幅は1,670mm。クリアランスは2mm程度かな。天板までの高さは1,800mmとして、奥行は当初600mmにしようとしたのだけれど、棚板に使う合板を2枚購入することになってしまうので、1枚で済むよう450㎜(実際には背板をつけることになったので469mm)に。合板のサイズが910mm×1,820mmだからなんだけど、これを3尺×6尺で「サブロク」と呼ぶらしい。

材料の品定めのため、2週連続でホームセンターに通い、一応の設計図を側面だけ作成。そして、3週目、その設計図を基に材料と必要な工具を購入しました。
材料費で約1万5千円。工具代で3万円ぐらい。もし、完成しなかったら材料費は諦められても、残った工具は虚しく残るという後には引き返せない状態。
もっとも、合わせて4万5千円なら、いいハンガーラック買えたんじゃない?という考えもあるんだけど、いいんです。これは、これで。

木材については、棚板になる部分が「清く正しい本棚の作り方」でも紹介されていた、シナランバーコアという合板。表面が綺麗に処理されています。
で、柱の部分は安価なSPF材。もし、完成できなかったらと考えると高価な木材は買えないのです。予算の問題もあるし。ただ、このSPF材、材質の粗さはひどいもんでして、なるべく、反りや歪みの少ないものを選んではまいりました。
ちなみに、電動ドリルはガンプラ作りのため元々持っていたけど、電動ドライバーまで手が届かなかったのは正直つらかった。

制作中は、最初の設計図からどんどん仕様変更していき、完成したときにはご覧の図面のような形になっておりました。
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それは、また後でという話になるんだけど、部屋の幅いっぱいのサイズのものとなると、部屋の外で組み立ててから、部屋の中に入れるのはほぼ不可能。
なので、ある程度までは組み立てておき、塗装後、部屋の中で最終的に組み立てる構法に。
そうすると、棚本体の側面については、外側からネジで締め付けるという構造にはできないことに気付くのです。つまり、内側から外側に向けてネジを締めるということなるんだけど、余計に角材が必要になり、1クッションおいて締め付けることになって、それだけにグラつく心配があるんですよね。それを軽減するために途中で補強を入れるための仕様変更があったわけです。

基本的なカットは、木材を購入したホームセンターでやってもらいまして、家に持ち帰ってから表面を整えるためヤスリ掛けを行い、柱となる角材には、ノコギリ、ノミ、ヤスリを使って角材をはめ込むための切り欠きを入れました。

そして、仮に組み合わせてみたのがこちらの画像。
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ネジで組み合わせるには、手前の角材89mmの厚みに対して90mmのネジでは届かないので、直径10mmの穴を深さ25mmまで開け、そこから90mmのネジで締めこむという作戦。つまり、向こう側の木材に26mm分ネジが入るという計算。
本当は、ネジで締め込んだあと、直径10mmの丸棒を差してフタにしようと思ってたんだけど、ドリルで穴を開ける際、ブレて穴が広がったりして断念。そのままにすることにしました。
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90mmのネジを締めこんでみたところ。
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電動ドライバーがないので、右腕はパンパン。しかも、マメがつぶれるという状態。正直、キツかった。
木材が反ってたりもしてたんだけど、そこは無理やりに締め付けました。

実際にはこの柱となる2つのパーツを1,670mmの角材で繋ぐんだけど、同サイズの角材で仮に合わせてみる。
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おお!自立してるよ。

この状態で、上の部分は・・・、
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誤差1mm程度かな。

同サイズの角材をのせてみて、
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完成できることを確信出来た瞬間!!

で、別室の広い部屋で仮組みしてみた!
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おおー、感動の瞬間!でも、各部の微調整(カットや削り込み)は必要のようです。

ランバーコアは切断面が貧相なので、中目のヤスリで整えた後、
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このように、シナ材のテープを貼っていきます。
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今回の制作にあたり、ホームセンターでこういう便利なものがあることを知りました。

その後、ヤスリ掛けをすると、
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ご覧のとおり、無垢材のような美しい仕上がりに。
但し、テープの粘着材の厚み部分が露出してるので、ニスを塗ることでコーティングすることが賢明のようです。

各部の接合面の微調整中。
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そして、表面を再度、中目のヤスリで整えてから、いよいよ着色です。
元々、SPF材ということで粗い木材でしたので、濃い色で塗ることで粗さを誤魔化せないかなと思っておりました。制作上の粗さも。
使用したのは、和信ペイントのポアーステイン。色はチェスナットを選択しました。
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下地となる木材の色に左右されるとはいうけれど、思っていた以上に赤味が強い。でもまあ、許容範囲かな。

こちらは背板になる部分など。
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ステインは着色剤ということで、塗膜面を保護する性質はないのですが、塗り過ぎても乾く前なら布である程度拭き取ることができるので、ムラになり難く扱いやすいです。反面、色落ちするので、この後、透明ニスを塗って保護することになるんだけど、その前に、ステインを塗ると木材が水を吸ってザラツキが発生するらしく、完全乾燥後に紙やすりで研磨しておくと美しい仕上がりになるらしい。
でも、これだけの木材相手に自宅の1室を占領して作業しているわけです。養生しているとはいえ、リミットは土曜の夕方から始めて1晩とちょっと。でないと生活に支障がでて、家族の理解を得られなくなってしまいます。
なので、乾燥をとりあえず確認できたところで、透明ニス塗りを開始。各パーツ、順に裏面を塗った後、同じ順でひっくり返して表面を塗っていくという感じで。
本当はニスの完全乾燥後に、400番の紙ヤスリで塗装面を軽く研磨してから塗り重ねると美しく仕上がるというのだけれど、やはり時間がないので、生乾きのまま2度目のニス塗り。天板と底板の荷物を乗せる面などは、さらに3度塗り。
最後に、SPF材の粗さとニス塗りのムラを誤魔化すため、つや消し透明ニスを塗って無理矢理完了です。
それでも朝になってしまいましたよ。

それから丸一日乾燥させて(生乾きの塗装を繰り返してたからね・・・)、別室で仮組みしてみると、
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なかなか、良い出来なんでないかい?!

そして、さらに次の日、とうとう自分の部屋で組み立て。
この日は比較的気温も低く、湿度も低い感じだったので、仕事が終わった夕方から作業開始。開始といっても、広い部屋に自分の部屋のものをほとんど移動してしてからの作業。これがえらいこと手間かかった。
そして、組み立て作業中も上手くいかず、何度もネジを締めなおしたりして難航しました。なんで上手くいかなかったかというと、設計上のクリアランスが足らなかったのか、木材の歪みのせいなのか、途中まで組み上げたとき、部屋の幅(9mmの出っ張り部分含む)より大きくなってしまい、収まらなくなってしまったんですよね。なので、途中諦めかけたんだけど、丁寧に組み立て直すことによってギリギリ部屋に収まるようになりました。

そして、その結果が、ご覧の通り。
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平成28年7月27日未明、ようやく完成させることができました。
・・・苦労が報われた瞬間。ここに来るまで、いったい何リットルの汗を流したことだろう・・・。

で、早速、服をかけてみた。
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若干ギシギシしてるけど、崩れず形を保っておいでです。
これを感動と言わずして、何と言う・・・。と、余韻に浸りたいのは山々だけど、このとき既に午前2時半。明日は、いや、今日も仕事です。この後、広い部屋から荷物を戻す作業が待っています。

荷物の移動が終わって、風呂に入って寝たのが午前4時半。
朝6時半に起きて、疲労困憊のまま、地獄のような苦しみを耐え抜き、仕事をしてきたことは言うまでもありません。


その翌日、急いで組み上げたせいか、パイプの高さが設計図より40mm低い位置に設置してしまったことに気づいてしまいました・・・。
底板に荷物をいっぱい入れるためには、服の位置を高くせねばならず、当然直さなければならないんだけど、無駄にネジ穴が残ってしまうという残念な結果については、自分ぽいなあとしみじみ思ってしまうのでした。
しかしながら、初めてのDIYにしては上出来だったのではないでしょうか。気に入っております。

ちなみに、DIYとは、Do It Yourselfの略なんだそうな。

お恥ずかしながら、現在では、こんな感じ。
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部屋の中は、まだ整理中です・・・。

画像右手のスチールラックのところに、コレクションケース付の棚を設置したいわけです。


というわけで、涼しい季節が来たらやりますよ!
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